埼玉県高校入試分析5≪理科≫

埼玉県高校入試分析5≪理科≫

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フリーダムでは、埼玉県公立高校入試を徹底的に研究し、万全の対策を行っております。

今回は、理科の傾向と対策をご紹介します。

 

大問1が小問集合(天気・宇宙・植物・密度・音・電流など)で、基礎的な理解力を試す問題です。大問2~5は地学・生物・化学・物理から各1問の出題で、記述で答える問題が多く、記述問題は大問2から4全てで出題されます。全32問中、17問が記述問題でうち7問が文章記述であった。確かな理解と判断力、論理的思考力・表現力が総合的に試されています。また、実験・観察の操作、作図やグラフ化、回路図、図解、実験装置や実験・観察の結果などの図を書く問題が出題されているのが大きな特徴でもあります。

 

物理的分野

29年度は力の分解・斜面上の台車の運動と力学的エネルギーの考察、28年度は、凸レンズによる作図の考察、光の屈折の応用問題、27年度は、回路の違いによる電流の発熱量の実験が出題されている。問題の文章も長く、計算問題も出題されています。
毎年一番最後に物理分野が出題されていますので、時間内に解けずに終わってしまう人も多くいるようです。
物理が苦手な人は、暗記だけではなく具体的な問題で知識・理解の活用力を高めましょう
試験時間全体から、問題の時間配分に注意することも物理問題の対策のコツといえます。

化学的分野

29年度は熱分解で操作・結果・考察・化学反応式・溶解度から計算と理由の記述問題、28年度は、電池で金属のイオン化傾向と電子の流れの記述、さらに中和と塩の問題。27年度は、酸化・還元の実験で原子や分子の質量比の考察の記述が出題されました。化学分野の得点を上げるためには、実験器具の使い方や実験の手順もしっかりマスターしておく必要があります。

また、実験の流れを理解し、何のためにこのような実験を行うか・何に注意して実験をすすめるのかを一つ一つ正確に理解する必要があります。実験結果のグラフや表を読み取り、しっかりと判断できる力を養うためには、暗記だけでなく問題演習に取り組みトレーニングしておくことが不可欠です。

 

生物的分野

29年度はメダカの尾びれの観察と血液、人の心臓・血液の循環・肝臓の出題、28年度は自然界のつり合いで図解と理由の記述、27年度はホウセンカのつくりと生殖が出題されました。

生物的分野は比較的教科書レベルの問題が中心ですが、
問題文が長く記述式の問題が含まれていることなど、対策が必要な点も目立ちます。
基本レベルなので大丈夫と侮っていては痛い目にあいます。しっかり学習をしましょう。
それぞれの実験や観察について「何を調べるための実験・観察なのか」・「実験・観察の留意点は何か」、「実験・観察器具のや操作方法との注意点」はしっかりおさえておきましょう。
その実験・観察の結果、それに基づく考察まで学習します。近年、そうした内容を記述で求める問題が増えています。

地学的分野

29年度は地震計の原理、S波の到着時刻の計算過程と考え方の記述、地震の規模・震度について出題、28年度は、雲を発生させる実験の考察と記述、飽和水蒸気量と湿度の関係の考察、27年度は星座の年周運動と日周運動、式が生じる理由の記述が出題されました。

地学は基本的な用語を答える問題と主に図表をもとにした観察から問題が作られています。
教科書をていねいに復習して基礎的な用語はきちんとおさえておくことが必要です。実験装置は図に描き、実験・観察結果は図や表、グラフ化するなどわかりやすく整理するとよいでしょう。考察は、結果に基づいてまとめる習慣を高めておく必要があります。


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