大学入学共通テストについて

大学入学共通テストについて

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今回は大学入学共通テストについてお知らせします。

 

新しいテスト「大学入学共通テスト」

今回は、さセンター試験に代わるテストとして検討が進められている「大学入学共通テスト」(2021年1月から実施予定の概要について、内容を確認してみましょう。なお、新テストの詳細はまだ議論・検討中です。公表されている内容は変更される可能性がありますので、今後の議論の推移を見守っていく必要があります。

 

2017年7月に文部科学省より公表された「大学入学共通テスト実施方針」

センター試験は2019年度(2020年1月)の実施を最後に廃止され、これに代わり2020年度からスタートするのが「大学入学共通テスト」(以降、「共通テスト」)です。これまでのセンター試験と同様、1月中旬の2日間で実施されます。今の中学3年生(2017年4月時点)から、この「共通テスト」(2021年1月実施)を受検することになります。

「共通テスト」は、現行の学習指導要領で学んだ生徒が受検する2020~2023年度と、次期学習指導要領で学んだ生徒が受検する2024年度以降で、出題・解答方法などの制度設計が分けて検討されています。導入当初の出題教科・科目は、現行のセンター試験と同様の30科目が予定されていますが、2024年度以降は簡素化する方向で見直されます。

現在のセンター試験からの大きな変更として、これまでのセンター試験になかった記述式問題の導入と、英語について4技能(読む・聞く・話す・書く)を評価することが挙げられます。

また、新テストの導入にあたっては、「知識・技能」だけでなく、大学入学段階で求められる「思考力・判断力・表現力」を中心に評価するという考えがベースにあります。現在、そうしたテストとなるよう出題内容について検討が進められています。一般に「思考力・判断力・表現力」を中心に評価する問題を多く出題すると、テストの難易度は上がる傾向にありますので、現在のセンター試験と比較すると難易度の高い問題の出題が考えられます。

 
 
 
国語と数学で記述式問題を出題

現行のセンター試験は全てマークシート方式で実施されていますが、「共通テスト」では一部で記述式問題が導入されます。当初は国語と数学で実施され、2024年度以降からは地理歴史・公民や理科分野に広げることが検討されています。

国語は、80~120字程度で答える問題を3問程度、古文・漢文を除く範囲から出題されます。記述式の導入に伴い、試験時間は現行の80分から100分程度に延長されます。

数学は、「数学Ⅰ」「数学Ⅰ・数学A」受検者を対象に、「数学Ⅰ」の範囲から3問程度出題されます。試験時間は現行の60分から70分程度に延長されます。この記述式問題の結果は、3~5段階程度の段階別で評価される予定です。

大学入試センターのホームページには、新たに実施される国語と数学の記述式問題のモデル問題が公表されています。国語では、架空の市の「景観保護ガイドライン」を題材にした複数の文章を読み設問に答える問題と、「駐車場使用契約書」を題材に賃借間に生じるトラブルに絡めた設問に答える問題の2問が示されました。数学では、2次関数の応用問題と、公園の銅像が見えやすい位置や角度を三角比などを用いて算出する問題が示されました。いずれも、思考力や表現力を問うというテストの方向性や、学んだことを実生活に即した場面で活用できるかを意識した内容となっています。

 
英語は民間試験活用を基本に、英語は実施形態を含めて大きく変わります。民間の資格・検定試験を活用して4技能(読む・聞く・話す・書く)を評価するものになります。

グローバル化が急速に進展するなか、英語のコミュニケーション能力を重視する観点から、大学入学者選抜でも4技能を評価する必要性が示されてきました。現行のセンター試験は「読む」「聞く」の2技能の評価に留まっているとされ、新テストでは4技能を評価する方向で検討されてきました。しかし、センター試験のような大規模な集団に、同日に一斉に「話す」「書く」に関する試験を実施するのは難しいものがあります。そこで、すでに4技能評価を行っている民間の資格・検定試験を活用することが提示されました。

活用できる民間の資格・検定試験は、現在確定していません。今後、大学入試センターが、試験内容や実施体制など大学入学者選抜として必要な水準・要件を満たしているかを判断し、認定を行う予定です。

受検者は、認定された試験のなかから、高校3年生以降の4月~12月の間の2回までの試験結果を活用します。活用する資格・検定試験出願時に、大学入試センターへの成績を送付することを実施団体に依頼し、その成績とCEFR(*)に対応した段階別評価が大学入試センターから大学に送付される仕組みです。資格・検定試験の成績の有効期限や、既卒者の対応などは現在未定です。

なお、2023年度までは大学入試センターが実施する共通テストでも英語を実施します。資格・検定試験と共通テストの英語のいずれか、または双方を活用するのかは大学の判断に委ねられます。

*CEFR [ヨーロッパ言語共通参照枠 / Common European Framework of Reference for Languages] :外国語の学習・教授・評価(Learning, Teaching, Assessment)のための国際指標。


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