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今回は、埼玉県の入試に関する基本的な事項についてご紹介します。
専門学科高校 |
授業の半分近くを専門学科に関連した科目を勉強する高校。「工業科」「商業科」「福祉科」「看護科」などがあり、将来のスペシャリストとして必要な専門的知識・技術の基本を身につける。 |
総合学科高校 |
普通科目と専門科目の多様な選択科目群(系列)のなかから、自分の興味・関心・進路希望に応じて、自分で学習する科目を選択し、自分で時間割を作る。科目の選択次第で、大学進学から職業教育まで、幅広い学習が可能。
■系列例
情報・ビジネス系列/生活・福祉系列/国際教養系列/自然科学系列/文化・社会系列
※設定されている系列や科目は学校ごとに異なり、その内容も様々なので、志望する学校にどのような系列や科目があるのか、よく調べておく必要がある。
●埼玉県公立高校(全日制)
久喜北陽、川越総合、川口総合、進修館、小鹿野、滑川総合、寄居城北、誠和福祉、吉川美南、幸手桜(平成28年現在)
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コース制高校 |
普通科の中に外国語などのコースを置き、特定科目を多く学習する高校。
●埼玉県公立高校
上尾橘、大宮光陵、児玉、白岡、飯能南、日高、松伏、八潮(平成28年現在)
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単位制高校 |
一般的な高校(学年制)は、1学年・2学年などそれぞれの学年の中で、とらなければならない授業(単位)が決められている。単位制は、1学年・2学年などの学年区分がなく、用意された科目の中から自分で授業(単位)を選び、決められた単位数を取得すると卒業できるシステム。
※学年制と比較して、教科・科目を選択する際の自由度が増し、適性・進路に柔軟に対応できる。
普通科の進学校では、1年次は共通科目、2年次から選択科目が設置され、3年次に大幅な選択科目が用意されるといったケースが多い。学年区分がないといっても実質は学年制と大きな違いはなく、選択科目が多いといったところに特徴がある。
●埼玉県公立高校(普通科)
浦和、浦和北、上尾鷹の台、朝霞、新座柳瀬、坂戸西、鶴ヶ島清風、豊岡、本庄、進修館、不動岡、越ヶ谷、蓮田松韻、栗橋北影(平成28年現在)
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合格基準 |
その学校に合格するための、学力的な目安の数値。合格最低点はその年度の受験結果でこれとは異なる。 |
志願倍率
(応募倍率) |
志願者数(応募者数)÷募集定員数
志願(応募)段階での、みかけ上の倍率。 |
受験倍率 |
受験者数÷募集定員数。
実際の受験時の倍率。
募集定員数と合格者数は必ずしも同じではないので、これもみかけ上の倍率。 |
実質倍率 |
受験者数÷合格者数。実際の倍率。
実質倍率2倍であれば受験者の2人に1人が合格している状況。 |
延納制度 |
私立高校が、公立高校との併願者向けに、届出をすれば公立合格発表日まで入学手続きの費用納入を待ってくれたり、費用の一部を返還したりする制度。
※延納制度のない学校もあるので、よく調べておこう。 |
特待生制度 |
学業やスポーツ等で特に優れた力があると認められれば、入学後の学費等を免除される制度。 |
文化・スポーツ推薦 |
特定の科目、文化活動、スポーツ種目等の実績や技量が高い生徒を募集する推薦制度。 |
単願(専願)推薦制度 |
私立高校の推薦入試で、その学校しか受験しないという条件で、推薦基準に達し、個別相談等で出願が認められれば、ほとんど合格できる制度。最近では、単願推薦であっても面接や作文だけでなく、学力検査を行う学校が増えている。それらの学校では推薦でも不合格となる場合がある。
※合格の可能性については、各学校により違いがあるので、高校の説明会や中学校の先生に確認しておくこと。 |
併願確約制度 |
埼玉県の私立高校の一般入試において、各高校が示す基準(1学期の内申・7月以降の北辰の結果)を満たしている場合、各行が実施する個別相談において、事前に合格を確約してくれる埼玉県独自の制度。確約の基準は、一般入試の偏差値よりも高いものとなっているが、これにより受験生は、安心して公立高校の入試に臨むことができる。なお、この制度は実施していない高校もあるので、事前に確認する必要がある。確約の基準も年によって変わるので、前年度の基準は参考として考えるとよい。
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推薦基準 |
推薦基準 高校側が示す、推薦合格するための数値。
推薦入試を行っているほとんどの私立高校では内申で提示される。 |
学校説明会 |
入試や高校の特色・カリキュラム・部活動等について、受験生や保護者を対象に説明を行うもの。公立高校では夏休みから実施されることが多い。また、何校かが集まって合同で校外で開かれることもある。 |
体験入学 |
学校説明会と同時に開催されるケースが多い。定員があるので事前の申込が必要。
工業系・農業系など授業で実習や実験を多く行なう専門学科では、夏休み期間中に開催される場合が多い。 |
個別相談 |
私立高校の先生と受験生(生徒・保護者)が受験に関して相談すること。合格の可能性についてある程度の話が聞ける。学校の通知表のコピーやもぎテストの成績表などを持参すると、より詳しく相談ができる。 |
偏差値 |
全体の中でどの位置にいるかを示す数値。50を中心に75~25までの範囲で表す。 |
評定 |
9教科に対する5段階評価。 |
傾斜配点 |
特定の科目の得点に一定の倍率を掛けること。
例)1教科100点満点の試験で、国語・数学・英語の3教科受験で数学2倍の傾斜配点
100+100×2+100=400点満点 |